現場で探究学習
3月、たくさんの高校生が牧場へ来てくださいました。
高校の授業の一環で、探究学習を目的とされていました。
一人一人A42枚分の事前考察を作っており、どんなことが書かれていたかというと
- なぜ年末に生乳廃棄の恐れがあったか
- 酪農家が魅力ある職業になるにはどうすればいいか
- 千葉県が日本酪農発祥の地であると発信するには……
とても奥深い課題に取り組んでいる様子が見て取れました!
須藤牧場では大きく分けて2種類の体験メニューがあります。
1つは、牧場を楽しんでもらうメニュー。動物との触れ合いがメインです。
もう1つは、学習としてのメニュー。食育、キャリア教育、情操教育など、酪農が持つ多面的な要素を活用し、現場で様々なことを感じてもらいます。
高校生40人が2日続けて来牧し、計80人!
みんな、久しぶりの校外学習に感動しているようでした。
9時半から14時までたっぷり牧場を味わったあと、最後に質疑応答。
「なぜ牧場を継ごうと思ったのですか?」
など、自然と出てくる質問へ、丁寧に答えさせていただきました。
須藤牧場は30年前から酪農体験受入をおこなっていますが、2021年はその中でも最も回数が少なかった年かもしれません。
今はオンラインで様々な学習ができる世の中ですが、実際学校の外に出て現場を五感で学ぶ高校生に何ができるか。
酪農家としても考えさせられる、とても充実した時間になりました。
今年はすでに4月5月に小中学校から体験受入の依頼が舞い込んでいます。
一次産業者にできることを考え、子供たちへ届けられるよう励んでまいります。
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