須藤牧場について

大正時代に須藤源七が牛を飼い歴史が始まる。
生乳生産の他、自社での乳製品加工や直営店の運営、酪農体験の受け入れなど先駆的に6次産業を営む。功績が認められ、令和3年度に明治神宮の新嘗祭にて牛乳を奉納。

須藤牧場の最大の特徴は牛へのこだわりです。
代々にわたり、放牧場を大切にしてきました。
最高品質の牛乳を皆様へ届けるため、自社で飼料畑も作付けし、牛の健康を守っています。

牛も人も哺乳類です。ミルクで通じて、命のバトンを受け継いできました。
かつてない美味しさの乳製品を、毎日の食卓へ届け続けることが私たちの使命です。

最適な気候である「千葉県館山」で暮らす牛の姿

須藤牧場が位置する房総は、海流の影響で”夏は冷涼・冬は温暖”という気候を持っています。

夏の暑さに弱い牛たちにとって、最適な環境です。
また、真冬でもなかなか0度を下回りません。
まだ成長段階の子牛も、体調を崩しにくく、健全な成長ができます。

館山を流れる豊かな地下水も、牛たちの健康や牛乳のおいしさを守ってくれています。

自社の畑で作付けし作った発酵飼料 3年連続最優秀賞

牛も人も、食べ物で体は作られます。
健康に暮らすには、良質な飼料が不可欠です。

須藤牧場では房総に畑を持ち自給飼料を作っています。
飼料は、育てて刈り取るだけで終わりません。
そのまま放っておくと夏しか美味しい草を用意することができません。

そこで酪農家は発酵貯蔵する「サイレージ」を作ります。

須藤牧場3代目 須藤裕紀は飼料作りのプロフェッショナル。

「飼料を作るのは年に1回しか挑戦できない。どんなに頑張っても、自分の人生で50回程度が限界。だからこそ毎年本気で取り組んでいきたい」
と情熱を持っています。

飼料の品質を競うコンテストで
PH 水分量 切断面 風味 食味 全てにおいて良かったと講評いただき
3年連続最優秀賞を受賞

一般的に、暑い夏は牛も食事の量が減りますが、
須藤牧場の牛たちは美味しいごはんをたくさん食べ、
毎日健康に過ごすことができています。

生産 加工 納品 の一貫体制

生乳をいち早く届けるため、自社農場の近くにある自社プラントにて製品製造を行なっています。

”無殺菌よりもコクがある”と言われる低温保持殺菌にて丁寧に加工。

牛乳がもつ、ほかの飲み物に得難い「脂肪球」にも注目。
一般的に、市販の牛乳は管理しやすいようホモジナイズという加工をおこないます。脂肪球をできるだけ小さくすることで、成分を均一に保ちます。
須藤牧場では大小様々な脂肪球をそのままにボトルへ充填。だからこそ、豊かな香りをそのまま味わうことができます。

静置しておくとクリームが上部に浮いてきますので、よく振ってからお召し上がりください。

絶え間ない探求 先駆的な視点

須藤牧場は体験受け入れや自社の直営店を
「お客様の願いを感じ取る場」
と考えています。

そしてそこで得たことを生産現場や製造に生かし、
牛舎環境の改善や新商品の開発を行なっています。

須藤牧場の軌跡

大正時代 初代・須藤源七(げんしち)が米と果樹を管理しながら、牛とともに農業を始める。
     乳牛の飼育と生乳の生産を始める。

1974年  2代目・須藤裕(ゆたか)が40頭牛舎を建てる。
1981年  20頭の育成牛舎を建てる

1983年  須藤裕紀就農
1994年  フリーストール牛舎を建てる。この時、牛は90頭ほど
1999年  裕紀の妻・須藤陽子が主となり酪農体験受け入れを強化
     日本の牧場スタンプラリーでベストコミュニケーション賞受賞
2001年  酪農教育ファーム認証
2004年  3代目・須藤裕紀へ経営委譲
2009年  酪農体験受け入れ施設完成。日本全国から小中学生が団体で来牧。年間3000人以上を受け入れる。
     全国優良畜産経営管理技術発表会 優秀賞
2010年  最初の直営店「CoBoy」オープン
2013年  須藤健太就農
2014年  法人化
2015年  農業の未来をつくる女性活躍経営体100選
2017年  直営店2店舗目「イオン館山フードコート店」オープン
     現・農場部長の原 入社
2019年  第1回 生シェイク祭り開催
2020年  直営店3店舗目「富浦店」オープン
     現・加工部長の伊達 入社
2021年  自社ブランドの牛乳販売開始
     第60回農林水産祭 農林水産大臣賞 日本農林漁業振興会会長賞
     明治神宮 新嘗祭へ牛乳を奉納
2022年  カップアイスの販売開始
     乳製品プラントを増築
     食育活動表彰 安全・消費者局長賞受賞
2023年  牛の出すメタンガス削減へ挑戦した牛乳が食の千葉の逸品を発掘コンテストで審査員特別賞受賞